京都・裏寺 メシと酒「百練」

第301回 エリック・クラプトン編

さあなんだか奇妙な気配がしている最近です。

もう12月も後半になりました。でも今年はなんだか年の瀬の感じがしてきません。今年は裏寺のことをバックテンプルと呼ぶようになったし、新京極のことをブライトと言うようになりました。そして今年もまた少し進化したんだと思います。先月こんなことを書いています。

“まるで波打ち際の磯辺や湿地帯のような複雑な環境の中で進化した生き物なんだろう。その証拠に俺が十代の頃、俺の身体は普通だったし面接に通る平凡な顔をしていた。しかし今はとても不気味な身体で不思議な動作が出来るようになっている。踊りも暗黒舞踏的になったし、笑っているのか酸欠になっているのか不明のまま星飛雄馬泣いて帰るを演じている。しかも相手は街のもっさいレクター博士達や食い意地だけアンジュリーナ・ジョリーな女性ばかり。花形満なら「不憫だ、星くん。なぜなんだ」とバットを俺に向けながら大粒の涙を流していたはずだ。”

それにしても巨人の星とあしたのジョーにはお世話になっている。偉大な作品だ。さあそんなわけで今宵の百練恒例聞いて語る祭は、エリック・クラプトン。きっと星明子も喜ぶはずだ。カマンベール。2015/12/17

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