早速、水原弘を起用させてもらいました。

マガジンハウスのHANAKO FOR MENという雑誌が最新号で一冊まるごとスナックの特集をしていました。昭和40年代から50年代のスナック全盛期時代を知らない、またはそれ以降に生まれた人達が作ったスナックの大特集。

表紙にはこうあります。「ママ、水割り、歌謡曲」「おママ対抗歌合戦に密着」「奄美スナック旅」「男がひと皮むける場所、スナックのすべてがわかる！」という見出しが並んでいます。

そしておそるおそるページをめくればなんとも不思議な世界が繰り広げられています。特に奄美大島でのスナック旅のレポートは南の島の風情とスナックの情景が匂い立つなにかを感じます。女相撲やマングローブやハブのショーなども出てきます。また別のページでは平尾昌晃さんがスナック歌謡のことを４ページで語っていますし、グッチとタイアップしているスナックのページもあります。なかなか傑作だと思います。

そしてそれに影響された裏寺・百練は早速、水原弘を起用させてもらいました。そうです。黒い花びら、愛の渚、黄昏のビギン、君こそわが命、禁じられた恋のボレロ。

裏寺百練の隣にはスナックの名店、サントリースカイもあります。スナックの大特集の中に「割り切れないものがスナックの夜と水割りに溶ける夜。」という見出しがありました。さあ、今宵は裏寺で水原弘。カマンベール。2015/7/2