第235回 ハワイアン・ミュージック編
2014年8月7日(木)18:00より
あのなんともいえない気候を思い描いて過ごしたいけど
ここは裏寺、裏の寺町なんです。
こんにちは。去年も暑かったけれど今年も日本はとても暑い日が続いています。
先週は灼熱ということでリッキー・マーティンでいきましたがやっぱり熱かったです。その反省を活かして今宵の百練恒例聞いて語る祭は、ハワイアン・ミュージックです。あのなんともいえない気候を思い描いて過ごしたいけどここは裏寺、裏の寺町なんです。百練に乾いた風は吹きませんが何かはあります。
このあいだ連載をさせてもらっているダンチューのコラムにこんなことを書きました。
“小さい店には手本がいっぱいある。
まず小さい店にはたくさんの道具を置く場所がない。それだけに必要のある道具や食材は置く置かないという意味で厳選されるし、その日に何が必要で何が不必要かも考えなければならない。様々なことを想定してたくさんの道具や食材を置いておくとそれだけ気は楽だけれどアホになっていく。そしてその楽さにもすぐ慣れて、しばらくするともっと収納があればなあとか冷凍庫を大きくしようかということになる。
空間を制限されると道具のひとつひとつの使い方を見つめ直すし、食材の調達方法や仕込み方や料理そのものも改めて考えると思う。常に考え工夫することを、愛のさざ波のように数十年続けられてきた店が我々を惹きつけるのは、そこに生きていく上で学べる手本があることを直感的に感じてしまうからなんだろう。“
百練もいろんなお店からたくさん学んでいきたいと思っています。カマンベール。2014/8/7